自然の中で広がる子どもの表現 ― 「森のがっこう」への参加報告 ―
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- 5 日前
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10月24日、仙台白百合学園小学校にて開催された「森のがっこう」(主催:玉川大学・仁藤先生)に協力の呼びかけがあり、造形担当の千と4年生3名が参加しました。「森のがっこう」は、全国各地で子どもたちが自然の中で「視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚」の五感を使って学ぶ体験型プロジェクトであり、10月には福島会場に続いて仙台でも開催されました。
仙台会場となった仙台白百合学園小学校では、4年生の2クラスの児童が参加し、秋晴れの青空の下、校舎周辺の自然物を使った造形遊びや、拾ってきた葉を用いたフロッタージュ(frottage)の技法で「森」を表現する共同作品づくりに取り組みました。完成した作品は、11月に予定されている音楽発表会の舞台背景として活用される予定です。
久しぶりに小学校現場で児童を対象に行った造形活動は大変楽しく、改めて「のびのびと表現することの大切さ」を感じました。企画・主催をされた仁藤先生、そして実践の場を提供してくださった仙台白百合学園小学校の先生方に、この場をお借りして御礼申し上げます。

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子どもたちが様々な色で葉っぱを表現する姿を見て、一人一人の感じ方や表現に正解はないのだと改めて感じました。
この経験を通して感じたことを、今後の人生にも活かしていきたいと思います。(4年K・Yさん)
「森のがっこう」の活動に参加してみて、子どもたちが五感を使って自然に触れる姿を間近で見ることができました。落ち葉を拾いながら、色や形、感触などを感じ取ることで、子どもたちの感受性が豊かに育まれていると感じました。落ち葉の裏側を色鉛筆で写し取る活動では、「きれいにできた!」「この葉っぱも使ってみて!」と友達と喜び合い、協力する姿も見られました。教育的な視点からは、この活動は図工・国語・生活科などに関連づけて授業として展開できると感じました。自然の中での学びを通して、子どもたちが自ら考え、表現し、他者と関わる力を育む大切さを改めて実感しました。(4年M・Yさん)
自然の中を友達と共に楽しく歩き、五感を使って自然に触れることで、普段は気付かない自然の美しさや音にも気付くことができ、感受性が豊かになる効果がありそうだと感じました。また、学級で協力して1つの作品を作ることによって、仲間意識や協同性等にもアプローチできる活動だと思うので現場でもこのような活動を取り入れていきたいと思いました。(4年H・Sさん)
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来年度から小学校教諭として勤務する3名の学生にとっても、児童の活動から多くの学びを得る貴重な機会となったようです。子ども教育学科では、今後も現場との連携を大切にしながら、実践力と創造力を備えた教諭・保育者の養成に取り組んでいきます。







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