社会のデジタル化によって、教育のあり方への再考が求められています。特に、学校教育の現場において、ICTやプログラミングの利活用が急速に進められています。
本学の初等教育コースでは、こうした時代と社会の要請に応える形で、民間企業や地域行政と連携しながら、ICTやプログラミングの教育的活用に関する取り組みを展開しています。
その一環として、初等教育コースの学生2名が、仙台市の公立小学校で「プログラミング」のテーマで出前授業を行いました。
授業では、まずプログラムで機能する自動販売機やテレビリモコンといった身近なものを取り上げました。次に、プログラミングの原理や仕組みを理解するために、子どもたちがコンピュータになったつもりで、目を閉じて口頭の指示だけを聞いて、紙に絵や文字を書くという活動を体験しました。その後、スクラッチで図形を書いたり、アニメを作成したりする参加型の学習活動を進めました。子どもたちが意欲的に学習活動に取り組み、授業の後半で自分の作品を積極的に紹介しました。
授業の設計と準備が十分に行われたため、子どもたちの学習効果を確認することができ、小学校の先生方からも高い評価をいただきました。
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