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3年千ゼミの現場での実践「SDGsに結びつけた造形活動」

3年次前期の千ゼミでは、3年前からSDGsについて深く学びあい、学生主体でSDGsの17の目標と結び付けた造形活動を構想、準備し、保育現場でその実践を行っています。

2024年度のゼミ生4名はSDGsについて調べ発表し合い、そのうえでSDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」と造形活動を結びつけて実践プロジェクトの構想案「世界地図を作ろう」を練りました。子どもの時から日本以外の国とその国の人について関心を持ち、知ることは他の国、民族、人に対する差別、不平等をなくす意識につながると思ったからです。

また、ちょうど今はオリンピックの最中であるために、子どもに他の国を意識させる良い契機であると考えました。

事前準備ではゼミ時間外でも自主的に集まり、導入、主活動、まとめ活動について意見を出し合いながら活動に必要な保育教材と主活動の準備物の製作を進めました。また、活動のねらいに合わせて、子どもの主な活動とそれに対するゼミ生の支援・援助がうまくつながるようにシミュレーションしながら指導案を何度も書き直しました。

そして、8月5日(月)に近隣の協力園の5歳児の子どもたちと「世界地図を作ろう」の活動を行いました。導入では他の国の食べ物を用いたシルエットクイズ(紙皿シアター)を、主活動では世界地図のお絵描きと、描いた地図のパーツを使ったパズル活動を行い、皆と力を合わせて一つの大きな世界地図を完成しました。世界地図を用いて行った活動(各国の位置、民族衣装、挨拶言葉)に子ども皆が楽しく参加してくれました。

私達4人とも子どもの前で主になって活動を行うことは初めてで、最初は緊張もありましたが、子どもたちが私たちの言葉掛けに積極的に反応し、活動に取り組んでくれたので、スムーズに進めることができました。いざ子どもたちの前に立つと緊張してしまう場面も多かったものの、「楽しかった!」という子どもの笑顔と触れ合うとこができ、実りのある活動となりました。終わってから園の先生方と行った振り返りでも褒め言葉とアドバイスをいっぱいいただきました。現場での実践を通して学んだことを後期から始まる幼稚園実習、保育所実習Ⅱにて活かしていきたいと思います。

                              (千ゼミ3年生一同)


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