石巻でウクライナ料理の店をしている方のFacebook で紹介されていた絵本を紹介します。
(旦那さんがウクライナ出身です。)
絵本とは違うものかもしれません。
バーニングアート作品を中心とした、2月24日のロシアのウクライナ侵攻に心を痛めた日本人女性の作品集、というのが正しいかもしれません。
素材が木材で、焼きごてを当てて焼いて輪郭を描いていくので、自然で身近な印象があります。
それだけに描かれている現実が、写真とは違う意味で生々しさを感じます。
その中のいくつかの作品には共通の特徴があることに気づきました。
「家族の写真」が描かれていることです。
ウクライナの方々もこう思われるのではないかと思います(ウクライナ語は違っているかもしれません)。
На картині біля дівчини намальована сімейна фотографія.
Так, память для нас такі ж, як життя.
(絵の中で、少女の傍らに家族の写真が描かれている。
私たちにとって記憶は、命と同じだ。)
大切な人の写真は、必ずその記憶と結びついています。
記憶はその人自身の命と同様、特別な意味をもっているように思います。
この絵本の中に、80歳の日本人女性の作者の戦争体験の記憶をとおしてみえてくる真実があるのだと思います。
(各作品やページ間には、作者の言葉とその英訳が添えられています。)
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