コロナ禍の中、中止されていたカトリック研究センター主催の「巡礼遠足」が再び開かれました。
11月30日千ゼミ3年生4名もその遠足に参加しました。
川上先生(牧師、神学博士、カトリック研究所客員研究員)の丁寧で熱意あるご説明とご案内のもと、今年の10月にリニューアルオープンした「サン・ファン館(石巻市)」と「大籠キリシタン殉教公園・資料館(一関市藤沢町)」を見学しました。
3年生4名は巡礼先の見学を通じて、迫害を受けながらも信仰を守り抜いた先祖や、宣教活動のために遠くアジアに渡った宣教師、神父さまたちの情熱を身近に感じたことで、貴重な学びを得たようです。
また4名とも、小学校実習、幼稚園・保育所実習を無事に終えたあとで久々にゼミ生全員で会うことができ、親交を深める楽しい時間ともなったようです。
今日歴史を学んで、様々な人達の生き方や考えなどを学ぶ事ができました。船の作りや船の中を知り、色々な所が工夫されていて人って凄いなと感動しました。そして、バスからでも震災の場所を実際に見る事で、津波の怖さを実感し、その場所が段々と復興していく様子を見る事ができました。どこまで津波が襲ってきて、どんな様子だったのかなどテレビでしか見た事なかったので改めて津波の怖さも知りました。様々な事を乗り越えて今があるので今を大事に、これからをもっとより良くするためにどうするべきか考えていきたいと思いました。(O・Mさん)
今回のバス巡礼遠足でたくさんの学びを得ることができました。
私が特に印象に残っているのは大籠のキリシタン遺跡群です。
たくさんの人々が無惨にも処刑されたこの地を見た時に、とても胸が痛みました。
遺跡として残されているのはもうこのようなことが繰り返されないように、これからもこの出来事が忘れないようにずっと語り継がれるようにあるのだと思いました。
私に何ができるのかを考えた時に、ここで起きたことを覚えていることはできると思いました。誰かに話すことで少しでもこの出来事を多くの人に知って貰えたらそれが歴史継承に繋がると思います。たくさんのお話を聞いたり、映画を鑑賞したり、展示品を見学したり、一つ一つがほんとに貴重な経験でした。(O・Kさん)
今回のバス巡礼遠足では、東北の歴史に残るキリスト教について学ぶことが出来ました。
大籠のキリシタン遺跡群では、たくさんの人が処刑されたところにも訪れました。この場所でたくさんの人が処刑されたと考えると、胸が締め付けられるような思いがありました。大籠には沢山の史跡や、遺跡が残されていました。それはキリスト教の歴史を継承して行くために、遺跡や公園、資料館が作られたんだと感じました。
サン・ファン館では、支倉常長らの慶長遺欧使節の挑戦と歴史、また帆船についても知ることができました。帆船の建造工程や、船内の生活などがイラストでとても分かりやすく学ぶことが出来ました。
実際に歴史あるところに訪れることで、普段感じない雰囲気、感情を感じることが出来ました。また、バス車内でもたくさんの東北キリシタンの歴史についての話を聞くことができ、貴重な経験となりました。(S・Sさん)
今回バスツアーに参加して、東北地方でのキリスト教の歴史や、キリスト教が東北の人々に与えた影響について学びました。特に印象に残ったのは、大籠キリシタン殉教公園です。
過酷な迫害を受けながらも、自らの命をかけてまで信仰を守り抜いた姿に、当時の人々の深い信仰心を感じ、心を打たれました。また、サン・ファン館慶長使節船ミュージアムでは、高校の授業で少し学んでいた岩倉常長の生涯や慶長遣欧使節について、さらに詳しく学ぶことができました。
外に展示されていたサンファン号の復元船は1/4のサイズでしたが、それでも近くで見るとその迫力に圧倒されました。今回のバスツアーでは、現地に足を運んで五感で学ぶことで、座学だけでは感じられなかった当時の雰囲気や時代の重みを直接体験でき、非常に貴重な経験となりました。(S・Hさん)
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