ある雨の日の話(小学生編)

 梅雨空が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。今日は、ある雨の日の小学生の話をお届けします。

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 ある雨の日、友だちの家で遊ぶことになりました。お母さんには「4時に帰るね」と伝えて出かけました。

 友だちと楽しく遊んでいると、時間が過ぎるのは早いものです。気づくと4時を過ぎていました。

 帰り道では、運動靴で何度も水たまりに飛び込んで、しぶきが上がるのを見てははしゃいでいました。でも、心の中ではわかっていたのです。帰ったらお母さんに怒られる。だって、もう5時になろうとしていましたから。

 家に着くと、お母さんがこわい顔で待っていました。小さな声で「ただいま」と言うと、お母さんは言ったのです。

「心配したでしょう!」

 やっぱり怒られた・・・でもなんか変です。帰る時間が遅くなったことも、靴をびしょぬれにしてしまったことも、何も言われません。わけがわからなくなって、黙っているしかありませんでした。

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 子どもはいろいろな人に見守られて成長します。学校であれば、連絡なく遅刻や欠席をする子どもがいると、先生方が、具合が悪いのではないか、事故にあったのではないかと心配するのです。もちろん大学でも。

 皆さんはどんな小学生でしたか?

岡 敬一郎



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